恵み屋と魚がし日本一 京橋

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Nice!

 たまには外食の話などなどをつらつらと書きます。写真はありません。粋をテーマに食べましたので、写真を撮ってもたもたする訳にはいかなかったのです。 まずは先週友人が地元から上京したので食事をしに行きました。行ったのは京橋恵み屋と京橋の魚がし日本一。両方とも立ち食いのお店。もっと落ち着いたお店に連れて行けばいいと思われますが、普通の所に連れて行くよりも、江戸の粋みたいなものを感じられるような所が喜ぶと思って選択しました。前回遊びに来た時に、何軒か老舗の蕎麦屋や居酒屋やBarを案内したのですが、翌日目が覚めると「もういいや俺帰る」と書き置きがしてあって帰っていました。そんな奴なのでこのセレクトにしました。もっともこれが江戸の粋じゃないと言われるかもしれませんが・・・  さて、京橋恵み屋というのは立ち食い蕎麦屋なんですが、捏ねた蕎麦粉を機械で押し出し麺状にして、お湯の中に落としてそのまま茹で上げるという方式の作り方なんです。えっと思うような作り方ですが、なかなか美味しいのです。 以前はつゆが今ひとつに思ったのですが、かなり良くなっているように感じました。量も多いし、田舎蕎麦を選べば蕎麦の香りを強く感じることもできます。コシも結構あります。ただ、コシも含めた食感は打った蕎麦とはまた別の食感のように感じます。しかし、立ち食いでこのレベルの蕎麦が食べられるというのはかなりだと思います。巷の多くの蕎麦屋よりもはるかに美味しいです。 立ち食い蕎麦は蕎麦が夜鳴蕎麦と呼ばれていた頃を想像させるような所があります。おもいっきり音を立てて蕎麦を啜って、僅か5分程度でお店を出ました。私は音を立てて蕎麦を啜るので、結婚できる相手が限られてしまうかもしれません。 田舎から来た友人は休日に一人で長野に蕎麦を食べに行くほどの無類の蕎麦好きなので、蕎麦屋を梯子しようと思い、同じく京橋の更科丸屋に行こうとしたら「当分の間お休み致します」って貼り紙。どうしたんでしょう!?こちらの蕎麦は筋金が入っているかの如く氷水でビチッと締めた堅い蕎麦なんですが、それを食べさせたかったのです。早々の復活を期待しております。 そんな訳で、もう一軒と思って立ち食い鮨の魚がし日本一へ。以前にも紹介しましたが、ここは味というよりも、立ち食い鮨で、さっと数貫食べてさっさと帰るのがいいと勝手に思っているお店です。地元には無いスタイルのお店なので喜ぶと思ったら案の定「いいね〜」。二人で2,000円も使わずに10分程度でお店を出ました。