日本からの円借款によりニューデリーにも地下鉄が建設されまして
順次開業しております。
乗車にはプリペイドカード(スイカやパスモのようなもの)か
1回乗車用のプラスティックのコインを購入します。
改札は内蔵ICチップを読み取るスイカ・パスモ方式です。
改札を出るときには、プリペイドカードはそのままタッチandゴーですが
コインはコインを入れる穴があるのでそこに入れます。
私が利用した路線は10分〜15分に1本ぐらいの運行でした。
将来的には、銀座線のように2分に1本ぐらいにするようです。
初乗り運賃は日本円に換算してだいたい50円ぐらい。安いです。
30分ぐらい乗車する程度の移動をしても運賃は200円程度。
リキシャやオートリキシャを利用するよりも安くて早いので
利用はどんどん拡大しそうです。
(そもそも渋滞の解消がひとつの目的だと思うのでそれは達成できるかも。)
日本の地下鉄と圧倒的に違う点は、セキュリティチェックが
厳しいことです。インドはテロの国ですから仕方ないです。
というか、そこまでちゃんとチェックしてくれないと逆に
怖くて乗れません。空港なみのボディチェックがありますし、
大きな荷物は中身を調べられます。
Auto Expo 2008 に地下鉄で出かけたのですが、帰りがものすごい
人で、ボディチェックをしているものですから、電車自体は空いている
のですが、駅の周囲に人があふれているわけです。
そうなると地下鉄より駅が危険です。その時は3,000人ぐらいいたと
思います。待っている間(30分ぐらい)ずっと
「不審な荷物を発見したら携帯電話ですぐ通報してください。
警察官がすぐにかけつけます。」という放送がながれていました。
その点、日本は平和でいい国ですね。