被災地の家屋や家財道具が散乱する様子を見ると2004年の中越地震を思い出します。以前にも書いたように、当時私は翌日から長野経由で現地に入り、家の中のあまりにもの変わりように呆然とし、その晩は何もする気力が出なかったものでした。
今回はゴミ処理場の煙突が壊れているようです。震災後は大量のゴミが出て処理量が一気に増えるの対応が心配です。恐らく周辺の市町村で協力して処理することになるんでしょうが、こいうことも大切な危機管理の一つかもしれません。
それと原発の放射能漏れも心配です。放射能が大量に漏れてしまえば、現地の人に追い打ちをかけるだけでなく、多数の被爆者を出し、被害は広範囲に及びます。我が魚沼産コシヒカリも越後の銘酒も失い、そして我が故郷を失うことになります。それだけでなく、チェルノブイリ級の放射能漏れとなれば、関東一円も住めるかどうか。わかっちゃもんではないでしょう。どうも報道各社でこの件に関する報道に大きく差が出ています。東電・マスコミを含めて真摯で迅速な対応を願うばかりです。
さて、実家に電話しましたら、とんでもない話を聞きました。近所の家に振込め詐欺から電話がかかって来たそうです。何でも息子だと言って、地震大丈夫かなどと話しながらお金を振込んでくれと言って来たそうです。振込めって言っている銀行も何だか変だし、話もおかしいと思い電話を切って息子に電話をしたら、そんな電話をしていないということがわかって、振込め詐欺だったということがわかったそうです。
こんな時に本当に人で無しの連中です。改心しろっつーの!!
料理の話が・・・ワカメと豆腐の味噌汁です。ごくシンプルなもの。まあこういうのを飲めるだけでも幸せだと考えなければいかんのでしょうね。
現地は食べ物が手に入らない避難所もあるようですが、近所で協力して炊き出しをしたり、自衛隊の支援などで食料配給がなされているようです。実は先の震災の時も、農家の人々などが野菜などを差し入れしてくれて、親戚や近所の人などそれぞれ協力しながら食事を作って分けていました。座して援助物資やボランティアを待つのではなく、現地で動ける人が動いて、そして協力して動けない人も助けて行くことが大切だと感じたものでした。近所も昔のように、再び結束したように感じました。
<材料>
ワカメ、豆腐、小ねぎ、出汁(煮干し・鰹)、塩、酒、麦味噌