私の地元の蕎麦はこれまで何度も紹介していますが、へぎそばと言ってへぎという木の入れ物に入れて出て来ます(へぎそばのアーカイブ)。そして布海苔(ふのり)という海藻をつなぎに使っています。コシがとても強い蕎麦です。江戸前の二八蕎麦とはまた違う物で、蕎麦と言ってもカテゴリーの全く違う麺と思っています。十割も二八もへぎ蕎麦もそれぞれの味わいがあります。
今回のこの蕎麦は、友人からもらったものです。かなり布海苔の量が多いようで、コシがとても強いと共にもっちりというかつるんとしています。ざらつきが無いという感じです。布海苔を使った蕎麦は緑色の蕎麦が多いのですが、この蕎麦は赤い色をしています。友達は銅鍋で布海苔を加熱すると緑色が出るが、鉄鍋を使うと赤色が出るのではと言っていましたが、定かではありません。
気がつけばもう中越地震から3年が経つんですね。早いものです。そして、この3年の間にも能登や中越沖で震災があり、多くの地域で大雨の被害がありました。自然災害と上手につきあっていかなければならないのが、この国で生きる我々の宿命と言えるかもしれません。