【材料(ベイカーズ%)】
・国産強力粉…300g(100%)
・あら塩…3g(1.0%)←小さじ1/2
・モルトエキス…3g(1%)
・酵母(saf)…0.6g(0.2%)←1mlのミニスプーン1(小さじ1/5)。
・ぬるま湯…240g(80%)
【工程】
・生地作り…①1.95Lの蓋付き容器に水を入れて700Wの電子レンジで45秒温め(→ぬるま湯)、
酵母を振り入れます。
②強力粉の1/3を入れて菜箸で混ぜたら、モルトと塩を入れて混ぜます。
③残りの粉を入れて混ぜます。
④蓋をして冷蔵庫へ。
・フロアータイム(1度目の発酵)…冷蔵発酵-10時間。
・ベンチタイム…なし。粉を振ったまな板に出して、手で長方形に伸ばして包丁で4つに切ったら天板へ。
・ホイロタイム(2度目の発酵)…なし。
・焼成…200℃(予熱なし)-25分。
【ひとこと】
なぜモルトを入れるのか?
『パンの世界』(志賀勝栄著、講談社選書メチエ)によると、
「モルトは、発芽した大麦を煮出して抽出した麦芽糖の濃縮エキス。
デンプンを分解する酵素アミラーゼを大量に含んでいる。
…要は、発酵をスムースに進めるため、アミラーゼを添加して糖化をサポートしてやる…」
(pp.180-181)というのが答えです。
なるほど確かに、モルトを入れなかった前回と比べて、今回は一回り大きく膨らみました。
ただし、使用量は、フランスの「伝統的なパン」の定義では0.3%以下であり、
志賀さんも0.2~0.5%で使っているとのこと。
1%も入れたのは間違い。
モルトエキスは、はちみつよりトロトロとしていて、計量しにくいが難点ですが、
冷やせば扱いやすくなるとのことですので、只今、冷蔵庫で保管中。
次回は減らしてみます。