粉600gの生地(食パンで言うと2-3斤分です)を2つに分け,大きな丸に成形しました。
下の生地に油脂(バター)を塗ってから上の生地を重ねました。
油脂をぬった部分は,こんな風にパックリ口を開けます。何かをはさんで食べても
【材料】
・国産強力粉…600g(100%)
・砂糖…30g(5%)
・塩(食塩)…9g(1.5%)
・ぬるま湯…360g(60%)
・酵母(saf)…9g(1.5%)
・油脂(GM不使用のなたね油)…30g(5%)
・バター…30g(5%)←成形時に使用
【工程】
①生地作り…スーパーコスモ(クイジナート系)で1分30秒ON。
②フロアータイム(1度目の発酵)…ワークボウルに入れたまま,室温-50分。
③ベンチタイム…2分割し,表面を張るように丸めて,室温-10分。
④成形…2枚とも平たい丸に伸ばして,1枚にバターをぬります。上からもう1枚を重ねて,
フォークで好きなように刺します。
⑤ホイロタイム(2度目の発酵)…スイッチOFFのオーブン庫内-40分。
⑥焼成前処理…もう1度フォークで刺します。
⑦焼成…180℃-25分。
【ひとこと】
新しい成形を探しながら,試みに作ったパンです。
ホームベイカリーの普及率は20%と聞きました。
パンを常食しない人,家では作らない人を含めてなので,結構高い普及率だと思います。
今や,自家製パンを代表するのは,ホームベイカリーで焼いたパンと言ってもいいのかもしれません。
町のパン教室もカリキュラムに様々な工夫をしているようですが,
生地づくりから学びたい人は,例えば20年前と比べて「激減」しているのでは?
仮に習ったとしても,家で手ごねを実行する人,続ける人はとても少ないだろうと思います。
ホームベイカリーは,最初は楽しいのですが,いつも同じような食パンスタイルというところに
遅かれ早かれ飽きがきます。配合のアレンジにも限界があります。
…と思うと,生地の基本的な事柄は知っておいた方が良いけれど,
これからは「成形からのパン教室 ~生地づくりはホームベイカリーにお任せ~」が
現実的な形式になるのかなと,そんなことをつらつら思ったりします。