スパイシーおでん!?台湾屋台の味、滷味(ルーウェイ)

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Nice!

IMGP3627_tn.jpg台湾レポートを書いていると、その時の味を思い出して、食べたくてたまらなくなる私。なので、色々試している日々です。そのなかで、結構お手軽に本場の味を味わえるな~と思ったのが、滷味(ルーウェイ)。台湾レポート②西門駅周辺で食べたもの!で書いた、屋台料理です。台湾では具が何なのか分からず、恐る恐る食べましたが、これが美味い!色の濃いおでんのような煮ものですが、日本の煮ものとは全く違う味なんです。甘じょっぱい醤油ベースの味で、色ほど濃い味ではなく、つみれやさつま揚げみたいなもの、どこの部分かわからないお肉や野菜がごった煮になって、それぞれがこのたれと相性がいいのです。スパイスも、八角を中心に色々入っていて、複雑な香りと風味。苦手な方にはしつこいくらいにがっつりスパイスが入っている感じでした。(醤油ベースと書きましたが、スパイスベースと言っていいくらい、私の食べたお店はスパイスの味が強かったです。)DSCN1784.jpgDSCN1785.jpgDSCN1787.jpg↑が滷味屋台。日本のおでんや鍋のようにいろんな具材を煮込む料理なんですが、具の種類がすっっごく多いんです。自分でざるに具を選んで入れてお店の人に渡すと、黒い煮汁が入った鍋に入れて煮込んでくれます。←これが出来上がり。で、中華料理に滷鶏肝など「滷」という文字が付く料理がありますよね。これはいずれも滷水(ルウスイ)という煮込みたれで煮込んでつくる料理のことです。滷水というのは、八角、花椒、シナモン、クローブ、陳皮などが入った醤油ベースのたれ。滷味の黒い液体は、多分これと同じなのだと思うのです。ということは、簡単に作ると、お酒と醤油と砂糖に水と五香粉(八角、花椒、シナモン、クローブ、陳皮などが粉末になって合わさったミックススパイス)を加えたたれを作って、これに好きな具をどんどん入れて煮る、ということに。中国のご家庭では、滷水を使っては残りをとっておき、2日に1度くらいずつ火を通したり材料を足したりしながら長く使うのですって。日本のかえしやぬか床のような感じですよね。これが屋台になったのが滷味なんだろうな~。具は日本のおでんの具に、キャベツや小松菜やもやしなどの野菜類を加える、という感じでOK。台湾一人観光局の青木由香さんいわく、キャベツを入れたほうが美味しいとのこと。確かにうまいっす。(私はレタスを入れるのも好き。餅巾着もすっごく合うと思う。)こんどのおでんの日は台湾風でいかが?残ったたれのすっごくおいし~い使い道もあります。それはまた明日♪今日は寒いからおでんにしようと思ってたのよね~。じゃ、ちょっと試してみるか、って思ったらクリッククリック!!レシピブログバナークリックしていただけるとポイントになって順位がアップしま~す。よろしくどうぞ!滷味(ルーウェイ) 材料:1人分(たれは残ります) 調理時間:30分<たれ>砂糖 大さじ1酒 1/4カップしょう油 1/4カップ水 1と1/2カップ五香粉 小さじ2<具>手羽先 2本キャベツ 1/8個もやし 50gさつまあげ 1枚つみれ 3個作り方1、鍋にたれの材料を入れて中火にかけ、沸騰したら沸騰が続く程度に火を弱めて砂糖が溶けるまで煮る。2、手羽先はフォークで刺して皮に穴をあける。キャベツは食べやすい大きさに切る。もやしは洗って水けをきっておく。さつま揚げは1cm幅に切る。3、1に2を入れて具が煮えるまで15分ほど煮込んで出来上がり!*備考*八角の香りが苦手かどうかわからないな~という方は、シナモンや花椒だけでもけっこう良い感じになりますので、初めは知っている味だけで試してみても。正直、このレシピの五香粉の量は、私のスパイスの使い方の基本を無視して、すっごく多いです。でも、このくらいの量が私の感じた味だったので、舌に忠実に作りました。とはいえ、ずっと煮続けている屋台の味より、それぞれの風味が立ってますけどね。1度目より2度目3度目くらい使ったころが美味しいように思います。それ以上はこんどは風味が足りなくなるので逆にちょっとスパイスや調味料を足してください。