受講生Yさまの作品、パラクパニール(ほうれん草とチーズのカレー)です。ご本人さまよりは色がイマイチだったというコメントをいただきましたがまずまずのデキだと思いますよ。私が作っても「できたて」は鮮やかな緑色ですが、ちょっと時間がたつとどうしても茶色がかってしまいます。残る課題は色だけで、味は上々でしたよね?辛さの調節のご質問をいただきましたが、辛くしたいときはカイエン(唐辛子)とガラムマサラを増やします。カイエンを増やすと、ガツンとストレートに辛さが増します。ガラムマサラの場合は、あとから来る辛さというか奥行きの深い辛さが増します。辛味スパイスを入れてしまうと戻せないので、少しずつ量を増やして「自分の好み」に辛さを見つけてくださいね。⇒インド料理教室⇒わたしの紹介するインド料理先日、お店のブログで受講生様とのやりとりがありまして、そのコメントの中で自分でもなかなか説得力があるな〜と思ってしまったお話をさせていただきます。インドカレー作りをピアノの演奏に例えてみる。 #受講生様がプロのピアニストさんなのでそういう話になりました。まず初見では、なかなか上手に弾けません。初見でそこそこ弾けてしまうという方は、かなりキャリアも長く技術も持っている方。そして何度も練習します。練習することによって、♪をなぞって演奏するだけでなく次第に自分の感情も表現できるようになって行きます。何度も練習していると、暗譜してしまいます。暗譜している状態になっても尚、その曲をうまく弾ける時もあれば、あそことあそこがイマイチだったなと思うこともあります。そういう過程を経て「自分の持ち歌?」とか「十八番」になるわけです。翻ってインドカレー。初めて作ってそうそう思い通りのものができるわけでもないです。(プロなら可能かもしれませんが…)何度が作っていくうちに、どんどん上手になります。作った回数に比例して上手になりますよ。そのうちレシピを見なくても作れるようになります。そして熟練してくると、料理に気持ちも入ってくるようになります。そうなったら「私の得意料理」になります。やはり何度も作ってみることが大事だと私は思います。そしてインド料理を通じて、みなさんの生活に楽しみが増えるお手伝いができたらいいなというのが、私の願いです。