インドで行われる友達の結婚式に呼ばれました。服装やお祝いはどうすればいいですか?お客様よりお問い合わせがありました。せっかくなので情報共有しましょうということで記事にすることに。日本人がインドで行われる結婚披露宴に招待されたという想定です。■服装についてインドでは結婚披露宴の服装は特に正装である必要はありません。別にデニムのジーンズでもマナー違反にはなりません。そうは言っても、特に女性はめいいっぱいお洒落をするのが普通。●男性の服装普通のスーツにネクタイでOK。●女性の服装はっきり言って脚を出すのは下品と考えられています。ですから、年齢に関係なくミニスカートは避けた方がいいです。ドレスだったら脚の見えない丈のロングドレス。スーツだったらパンツスーツにするのが無難でしょう。日本では白はウエディングドレスの色とカブるので避けるようにという暗黙の了解がありますが、インドにはそういうものはありません。何も考えずに好きな色を着て大丈夫です。ご自分で着付けができるなら和服もいいでしょう。せっかくだからインドの民族衣装を着たい場合。インドに着いてから調達する時間がある場合に限ります。女性の場合、これも楽しみのひとつかもしれません。▼サリーサリーは1枚の布を体に巻きつけるように着ますが、着付けが大変なのであまりオススメできません。長時間だと着くづれも心配です。インドの披露宴は時間が長いので、そのあたりも考慮された方がよろしいかと。変な話ですが、お手洗いもちょっと大変かも。サリー本体とチョリ、ペチコートの3点がセットで必要です。それとあったらいいのが、大きな安全ピンみたいなもの。(巻きスカートをとめるような大きなもの)サリーを着るときには、半そでのシャツ(チョリ)を着ますが、通常チョリはオーダーで作ります。チョリはピッタリに仕上がっているのが大事なポイントです。既製品で自分に合うチョリ、アジャスタのついているチョリがみつかれば、それでいいかもしれません。日本のように着付けやさんはいないので、着せてもらえる人を確保する必要があります。お値段は本当にピンからキリまで。ちなみに日本国内の通販では「レディメイド」の商品もあるようですが、インドではそういうものはまず売っていません。あとで自分で着れないものもったいないような気もしますが四角い布地なので、ある意味サリーとして着る以外になんにでも使えると言えば使えます。▼パンジャビドレス通常オーダーで作りますが、既製品で自分にあっているサイズがあればそれでいいと思います。サリーより着るのが簡単なのでオススメ。お値段はピンからキリまでですが、ポリエステルや綿の普段着であれば5,000円ぐらいからあるかと思います。シルクでビーズや刺繍、スパンコールなどのついた豪華なものはお値段に上限がないです。結婚式で着るようなものは2〜3万円代から。パンジャビドレスはドレスとパンツとドゥパター(ショール)の3点セットです。パンツはおおまかにダボダボなタイプ(サルワール)とスキニータイプ(チュリダール:丈が長く足首でたるませてはく)ブーツカット(というよりベルボトムか?)タイプの3種類あります。サルワールはウエストがたぶん100cm以上あって、それを紐で絞ってはくものです。チュリダールも紐で絞りますが、サルワールほど大きくはないです。ブーツカットはウエストの後ろ側はゴムで、サイドにファスナーとホックがあるものが主流。■お祝いについて物かお金かということになると、どちらでもいいのですが日本からインドに行く場合は現地での買い物も大変ですし、相手は何がほしいのか、またそれが予算に合致するのか等いろいろ面倒なので、現金がてっとり早いでしょう。祝儀袋はインドでも売っていますが、調達が面倒ですので日本で用意した方がいいと思います。珍しいので喜ばれます。日本の結婚披露宴のように、受付で集金するようなシステムはないので、自分を招待してくれた人に直接お祝いを渡します。●祝儀の金額について1,100ルピー 普通の友達2,100ルピー 普通の友達3,100ルピー 結構仲のいい友達5,100ルピー 結構仲のいい友達11,000ルピー 相当仲のいい友達⇒インドの結婚式今の時期(2008年12月)に限って言えば、テロもまだ完全に終わったのかどうかわからない状況です。インド渡航は取りやめるのが得策かと。お祝いだけなんらかの形で渡すということで。インドも広いですから、行き先にもよりますが、ムンバイでは今月ですと披露宴自体ができるかどうかわからないです。ムンバイは戒厳状態といいますか、4人以上で集まってはいけないとか。これから結婚式のシーズンですが、しばらくは披露宴の開催自体に許認可が必要になるようです。ある意味、街全体が「喪中」ですから延期する家も多いのではないかと思われます。